歯科医師としての経験を重ね学んで行く中で、口の中を通じて気付いた事、見えて来た事柄が、実は生きる事や人生に大きく関係している事なのだと分かりました。
一例を挙げると、虫歯は勿論、病気の原因の多くは、自律神経の影響だという事に気付いたのです。人間の動物としての営みは、自律神経が司っています。
自律神経が上手く働かない場合に病気になってしまうのです。そして、その自律神経に関与する大きな要因に、メンタル(感情)があります。それ故、野生の動物では思い煩うことがないので、病気にならないとさえ言われている程なのです。
私達人間は思い悩み、苦しむ事が多いのが実状です。私自身、それはもう多岐に渡り大いに悩んできました。様々な事に感情を揺さぶられました。しかしその解決の糸口は、意外にも食育を学んだ事でした。食とは「人を良くする」と書きます。すなわち、食べて良くなるものが、食事なのだということです。
現代は飽食の時代であり、科学物質や添加物、不自然な食事で溢れており、全く肉体にとって優しくないものばかりです。食に気を遣わないということも病気の原因であり、自分の肉体を愛していないという事でもあると、学んで行く中で気付きました。この事に気付いてから、自分を愛する事とは何かという自問が始まりました。
多くの偉大なる先生方にお会いし習い、そして歯科医師としての臨床をそうした視点で捉えていく中で、ようやく
私なりの答えが導かれて来ました。この答えに至る経緯と、そして得た気付きを、一人でも多くの方にお伝えして、心も身体も健やかに幸せに暮らして頂きたいと言う事が私の目指す所です。
人生を送る上で最も大事な事、それは「自愛」だと思うのです。これが私からのメッセージの核となる部分です。
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